塗装工事前に業者に確認するべき質問はこれ!(2)近隣に対する配慮

Published / by 東洋塗装

近隣に対する配慮

もう一つ大切な事は、
「近隣さんに対してはどのような配慮をしてくれますか?」
という質問をすることです。

「お客様の方でやっておいてください」
これでは、心もとないですよね。

業者は施工が終われば、それで良しですが、
お客様は、その地で毎日を過ごしている訳です。

工事が原因で、近隣とのトラブルになったり、
人間関係が悪化しては、その後、ずっとストレスになってしまいますよね。

ここはやはり、
「○○に関する工事をさせていただきます」
「工事に関して、○○の心配を近隣に掛ける事があるかもしれません」
「小さなお子さんが居るなど、何か注意する点はありますか?」など、
専門業者として、近隣さんへ説明にあがることも、
工事を円滑に進めるうえで大切
だと思います。

戸建て住宅などでは、
「お隣と上手く行っていない」ということもあったりします。
そんな状況なのに、事前挨拶もなく工事を進めるとトラブルになります。
なので、専門業者による近隣さんへのご挨拶や、
工事の際の搬出入に関する事など、説明する必要があると思います。

例えば、資材の搬出入のトラックについてや、
工事車両をどこに止めるのか?

やむをえず、道路に車を止める際は、警察に道路使用許可を取るのか?
など、法律にのっとって、しっかりと作業をする事は大前提です。

逆に、お客様は近隣の道路状況などに詳しいと思いますので、
そういったことを、業者に伝えましょう。

近隣トラブルがあると、
作業が終わった後も「あの時の◎◎工事のせいで△△だ」
など、近隣との関係がギクシャクしてしまいます。
ご近所トラブルが無いように配慮してくれる業者選びは大切です。

ちなみに、
一番トラブルとして多いのが、
営業や施行管理者には伝達してあったことが、
現場の業者さんには伝わっていなかった・・・。

というケースです。

そういったコミュニケーションのミスが無いように心掛ける業者を選びましょう。

また、近隣の絶対ルールがある場合がありますよね?

  • 車を止めては行けない場所
  • ここには物を置かない、という場所

など、こういった事を、業者さんに伝達する担当者の存在は重要です。

塗装工事前に業者に確認するべき質問はこれ!(1)担当者は付くのか?

Published / by 東洋塗装

担当者は付くのか?

ちょっと意外かもしれませんが、
「まず、工事に関する問い合わせ窓口はどなたになりますか?」
これは最初に必ず聞いておきましょう。

例えば、工事が始まります・・・
職人は来ているけど、担当者が来ていない・・・。

何か質問や言いたい事があっても、誰に言えば良いかわからず、
職人さんに言っても、ちゃんと会社に伝わっていない。
・・・ということが往々にしてあります。

施工業者の直接の職人の他に、
各専門の職人に外注するなどして、
建築現場は成り立っています。

工事が着工すると、担当者が来ないで、
職人さん任せというのでは、困ってしまいますよね。

例えば「この植木は邪魔ですか?邪魔じゃないですか?」
と職人さんに聞いても「わからない」と言われてしまうと、
施主様としては不安なものです。

また、何か要望があり、職人さんに伝えても、
その職人さんから施工会社に必要な情報が上手く伝わらなかった。
ということも、ありえる話です。

なので、担当者とは連絡が取れること、
出来れば、週1回など定期的に打ち合わせができるのが理想です。

だいたい、営業と工事担当が違うケースが多いのですが、
それぞれの役割分担が明確で、
窓口の担当者が居ることが大切です。

「何かあったら職人さんに言ってください」では、
お客様も職人も困ってしまうんです。

やはり、統括して管理する、現場担当者が居ることが大切です。

塗装工事の見積書を見るときのチェックポイント(2)下地処理と塗装

Published / by 東洋塗装

下地処理と塗装の費用

続いて、下地処理塗装費用についてお話ししたいと思います。

下地処理によって、見積金額もだいぶ違ってきます。

  • 洗浄して、すぐに塗るのか?
  • 下地処理、下地補修をしてから塗るのか?
  • どんな下塗材・塗料を使うか?

見積書を見た時に「下地」という項目が無かった場合は、
塗膜が浮いていたりしても「そこはやりませんよ」と言われてしまいます。

まずは、見積書に「下地」に関する項目があるのか?
「下地」の項目があるのなら、
「どんな下地処理をしてくれるのか?」を聞く事が大切です。

「どんな塗料をつかうのか?」
「塗料の下塗材はどんな塗料を使うのか?」

いくら良い塗料を使っても、下地がしっかりしていなければ、
期待した効果が得られない事がありますので、要チェックです。

また、塗装業者さんにお願いすると、塗料のカタログを持ってきてもらえます。
カタログには、塗料の仕様が書いてありますので、
その通りにやってくれるかの確認も大切です。
メーカーの指定する仕様で作業する業者を選ぶと安心だと思います。

それから、施行後の保証についても確認してみると良いと思います。

例)5年間保証します。10年間保証します。など、
保証期間をうたっているか?

「うちは保証は出せません」という所はチョット心配ですよね。

また、口約束ではなく、
ちゃんと保証書を発行している会社は安心できるのではないでしょうか?

また、何かあった時にすぐに駆けつけてくれるよう、
フットワークの良い業者や、お住いの地域の業者を選ぶなど、
何かあった時の事を考慮に入れる事も大事です。

塗装工事の見積書を見るときのチェックポイント(1)足場

Published / by 東洋塗装

足場費用

見積書は、各社色々な書き方があるのですが、大きく、下記の3つに分けられます。

  • 足場費用
  • 下地処理費用
  • 塗装費用

まず「足場費用」についてです。

足場にも種類があり、
作業板(床になる部分)がパイプ足場の不安定な足場なのか、
作業板が確保され安定した足場なのか?

パイプ足場(「単管抱き足場」と言います)はコストは安いですが、
不安定で作業性は悪くなり、作業員にとって危険性が高まります。

次に「くさび式足場」ですが、作業板の横幅も数種類あります。
・20センチ(狭所)
・45センチ(一般)
・60センチ(広め)

このように、足場の組み方、
使用する部材によって違いが出てきます。

例)単管抱き足場:50万円、くさび式足場:70万円など。

ですから、「どんな足場で作業するのか?」をチェックするのは大切です。

足場は工事が終わってしまうと撤去するため、
施主様としてはお金をかけたくない項目だと思いますが、
作業員からすると、作業性の向上や安全性の面から、非常に大切な要因です。

足場が不安定だと、作業効率が落ちて、
結果として割り高になってしまう事もあります。

塗料の種類による耐久性の違いと値段相場(2)屋根や屋上の場合

Published / by 東洋塗装

塗料の種類と違い2:屋根や屋上の場合

続いて、紫外線が特に当たりやすい、屋根や屋上について考えてみます。

塗料の種類とは少し違いますが、
外壁塗装工事は足場を設置して行う必要があります。

そこで、普段、足場が無いと上れない屋根や屋上などは、
外壁の塗装工事と合わせて行うのが、コストカットの面でおすすめです。

壁面が劣化している建物は、
大体、屋上も劣化している事が多いので、
屋上の防水工事なども合わせて行うと良いと思います。

例えば、屋上をフッ素樹脂、壁面はシリコン系樹脂を使って、
作業サイクルを合わせるという方法もあります。

屋根用の塗料ですと、

  • 高反射塗料
  • 遮熱塗料

など、太陽光を大きく反射する事により、室内温度を下げる効果があるものなど、
保護と美観にプラスして、上記のような機能を追加する事も出来ます。

夏の屋根は、2秒と触っていられないくらい高温になるのですが、
機能性塗料を塗ると、触る事ができる・・・と言うくらい肌で感じられます。

その他に、壁面などにも、断熱効果が得られる塗料が出てきています。

今までは、美観と保護のためでしたが、
「環境型塗料」という考え方が加わってきているんですね。

塗料の種類による耐久性の違いと値段相場(1)塗料の種類と違い

Published / by 東洋塗装

塗料の種類と違い

塗料に含まれている樹脂の違いによって「耐候性」が違ってきます。

耐候性が何かというと、
「光沢がどれだけ長い期間維持できますか?」という事です。
言い換えると「水をはじく力をどれだけ維持できるか?」という事です。

一般的に

  • ウレタン樹脂  安い  耐久性:低  価格:石油缶単位:1.5~1.8万
  • シリコン樹脂  普通  耐久性:中  2割増し:2.0~2.4
  • フッ素樹脂   高い  耐久性:高  4.0~12万

塗料を作る材料(樹脂)の値段で大きく左右されます。

また、メーカーによって、値段が違います。
同じフッ素樹脂の塗料でも一斗缶1缶=4万~12万

一昔前は、
「ウレタン樹脂」の下に「アクリル樹脂」というのがあったのですが、
最近は塗料も高性能化し、
アクリル樹脂はあまり使われなくなりました。

では、どの位経つと「耐候性」が損なわれてくるのかですが、
一般的に建築塗装で使われている塗料だと、

  • ウレタン 5年目くらいから徐々に艶が減退
  • シリコン 7年目くらいから徐々に艶が減退
  • フッ素 10年目くらいから徐々に艶が減退  ※メーカーや種類によって異なります。

公共の橋など、なかなか塗り替えの出来ない建造物は
ほとんどフッ素樹脂が使われていて、
メンテナンスサイクルの長期化を図っています。

塗料をよくすれば、それだけ、メンテナンスする回数が減ります。
塗料の値段は高くなりますが、足場を組んだり、作業コストなど、
全体のコストからすれば、お得になるのではないかと思います。

弊社もご提案する時は、状況にもよりますが、
耐候性の高い塗料を中心に、提案させていただいております。

上記はあくまで、標準的な基準なので、建物の環境により、
そのときの塗膜の劣化状況によっては、年数が経っていても、必要無い場合もあります。

塗装工事には

  • 塗料代
  • 足場代
  • 職人の人件費
  • 刷毛などの材料代

といった、様々な費用が掛かってきます。

高性能な塗料を使うと、塗料代は上がりますが、その他の費用が上がる訳ではないので、
建物をより長く、資産価値を高めたいのであれば、
高性能の塗料を使う事によって、建物のトータルの塗り替え工事の回数を減らすことにより、
コストダウンが出来るのではないでしょうか。